テレワークの普及やBCP対策などで、注目が集まっているクラウドサービス。業務効率化やコスト削減が期待できる一方、自社のニーズに合わせたカスタマイズが難しいサービスも多くあります。そこで、本記事では、クラウド利用のメリット・デメリットと、カスタマイズ可能な販売管理クラウドサービスをご紹介します。
クラウドとは？
クラウドとは、クラウドコンピューティングの略で、インターネットを通じて提供される計算資源やストレージ、ソフトウェアなどのITサービスのことを指します。オンプレミスとは対照的に位置し、サーバーなどの機材を自社で持つことなく、必要な時に必要な分だけサービスを利用することができます。プロバイダーのデータセンターにデータやアプリケーションが保管されており、インターネットを通じてこれらのリソースにアクセスする仕組みとなっています。
オンプレミスとクラウドについては以下の記事で詳細に解説しておりますので、ぜひご一読ください。
クラウドのメリット
クラウドには多くのメリットがありますが、その中でも特に重要なものについて解説します。
初期費用・ランニングコストを抑えられる
クラウドサービスを利用する最大のメリットの一つは、初期投資を大幅に抑えられることです。物理サーバーやその他のインフラを保有・運用する必要がないため、スタートアップや小規模企業にとっては大きな利点となります。また、月々の利用金額が定額になっていることが多いため、費用を試算しやすいという点も挙げられます。
外部からアクセスできる
インターネットがあればどこからでもアクセスできるという利点もあります。オフィスにいなくても仕事ができるようになるため、リモートワークやフレックスタイムなど、柔軟な働き方を推進できます。これは、BCP(事業継続計画)対策においても重要な要素となり、災害や緊急時においても業務を継続することが可能になります。
メンテナンス・更新作業が不要
クラウドサービスでは、プロバイダーがインフラの維持管理、ソフトウェアの更新、セキュリティ対策などを一手に担うため、サーバーやソフトウェアメンテナンスに係るコストを削減できます。
多様な連携性を持っている
クラウドサービスは、API（アプリケーションプログラミングインターフェイス）を通じて他のサービスやアプリケーションと簡単に連携できることも特徴の一つです。クラウド上で動作するさまざまなサービスを組み合わせることで、独自の利用環境を構築できます。
クラウドのデメリット
クラウドには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
オンライン環境でないと利用できない
クラウドサービスの利用にはインターネット接続が必須です。インターネットの接続が不安定な場所や、接続自体が利用できない環境では、クラウドサービスの利用ができません。クラウドはBCP(事業継続計画)対策で有用といわれていますが、この点だけは注意が必要です。
自社で障害復旧やセキュリティ対策ができない
クラウドサービスでは、サービスの安定性やセキュリティ強度はプロバイダーに大きく依存します。プロバイダー側で障害が発生した場合、ユーザー側では復旧作業を行うことができないため、業務に支障をきたす恐れがあります。
また、データ保護やプライバシー対策についても、プロバイダー側が適切なセキュリティ対策を講じているか、どうかを契約前にユーザーが確認しておく必要があります。これらのリスクを軽減するためにも、契約時にSLA(サービスレベル合意)をしっかりと結ぶことが大切です。
カスタマイズが自由にできない
クラウドサービスは、提供者が用意した機能や設定の範囲内で利用することになるため、ユーザーが自由にカスタマイズすることができない場合があります。
クラウドはカスタマイズの自由度が低い？
クラウドサービスは、その利便性や柔軟性から多くの企業に利用されていますが、先のとおりカスタマイズの自由度が低いことがデメリットの一つとして挙げられます。
クラウドサービスは、プロバイダーが予め用意した機能や設定の範囲内で利用することになるため、ユーザーが自由にカスタマイズすることが難しい場合があります。特に販売管理のような基幹システムともなると、自社に合わないサービスを使い続けるのは得策とは言えません。
また、クラウドサービスのアップデートやバージョンアップによって、既存のカスタマイズが使えなくなったり、追加の対応が必要になったりすることもあります。 このようなカスタマイズの自由度の低さやプロバイダー依存になってしまう点は、クラウドサービスを利用する際によく検討する必要があります。
このように、オンプレミスに比べるとカスタマイズの自由度が低い傾向があります。
ですが、カスタマイズ可能なサービスを選択することで、オンプレミス以上に便利に利用することができます。
カスタマイズ可能な販売管理システム「NextNavinityクラウド」
先述のように、多くのクラウド製品の場合、既存機能の利用しかできない、自社業務に合わせたカスタマイズができないことが多く、「痒いところに手が届かない」といった声が多く見受けられます。「NextNavinityクラウド」では、600社以上の導入実績をもとに、カスタマイズ可能でありながら、お客様が求める”必要な”機能を”低価格”で実現しています。パートナー企業複数社との共同開発だからこそ、この価格が実現できています。
クラウドなのに柔軟なカスタマイズが可能！
「NextNavinityクラウド」は、クラウドなのにカスタマイズが可能です。自社業務に合わせたカスタマイズをはじめ、各種機能面だけでなく、帳票のカスタマイズも可能です。また、生産管理オプションなど、業種に合わせたオプションもご用意しているため、卸売業様を中心とした様々なお客様にご利用いただけます。
クラウドだからどこにいても利用可能！
クラウド製品だからこそ、本社と支社など離れた拠点間でもリアルタイムで情報を閲覧することが可能です。インターネットさえあれば利用できるので、サーバー導入の必要がなく、それにかかる費用や管理費を削減することが可能です。また、災害などで拠点が使用できなくなった際にも、拠点外から業務を行うことができるため、BCP対策にもつながります。オンプレミス版もご用意しておりますので、自社のニーズに合わせてご選択いただけます。
価格以上の多機能性！
「NextNavinityクラウド」では、価格以上にご利用いただける機能が充実しています。販売管理機能に加え、賞味期限やロットの管理機能、BMS管理機能、分析機能などの豊富な標準機能で幅広い業務範囲をカバーします。また、入荷・出荷機能を仕入・売上機能と分離することで、リアルタイムでの在庫状況の確認を可能にしています。
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